上京して、新しい生活が始まった。
仕事や学校、新しい部屋、初めて利用する駅。最初のうちは見るものすべてが新鮮で、「これから東京で頑張ろう」と思っていた人も多いのではないでしょうか。
ところが、少し生活に慣れてくると、ふと寂しさを感じることがあります。
「東京に友達がいない」
「休日になっても会う人がいない」
「地元にいたころは、こんなにひとりじゃなかったのに……」
そんな気持ちになると、「このままずっとひとりなのかな」と不安になるかもしれません。
でも、上京したばかりなら友達が少ないのは決して珍しいことではありません。今は人間関係をこれから作っていく途中です。
この記事では、上京して友達がいないと感じているときの考え方と、新しいつながりを作るためにできることを紹介します。
上京すると「ひとりぼっち」と感じやすい理由
地元にいたころは、意識して友達を作ろうとしなくても、周囲に知っている人がいたのではないでしょうか。
学生時代の友達、昔からの知り合い、家族、職場の同僚など、すでに人間関係の土台ができていたからです。
しかし上京すると、その土台が一度リセットされたような状態になります。
会社では同僚と話していても、仕事が終わればそれぞれ帰宅する。休日になってスマートフォンを見ても、気軽に「今日ご飯でも行かない?」と誘える人が東京にはいない。
そんな生活が続けば、寂しく感じるのは自然なことです。
特にSNSで地元の友達が楽しそうに集まっている写真を見ると、「自分だけ取り残されたような気がする」と感じることもあるでしょう。
だからといって、上京が失敗だったわけではありません。単純に、新しい土地での人間関係がまだ出来上がっていないだけなのです。
東京は人が多いのに、なぜ出会いがないの?
東京にはたくさんの人がいます。
毎日の通勤だけでも何百人、何千人という人とすれ違っているかもしれません。
それなのに、「知り合いが全然増えない」と感じることがあります。
これは、人が多いことと、人とのつながりができることは別だからです。
電車で隣に座った人やコンビニですれ違った人と、突然友達になることはほとんどありません。
つまり東京で人間関係を広げるには、ほんの少しだけ自分から「人と接点を持つ場所」に近づいていく必要があります。
まずは「友達を作らなきゃ」と焦らなくてもいい
寂しいからといって、「早く友達を作らなければ」と焦る必要はありません。
無理に人付き合いを増やそうとすると、かえって疲れてしまうこともあります。
まずは東京での生活そのものに慣れていきましょう。
近所を散歩してみる。気になっていたカフェに入ってみる。休日に少し離れた街まで電車で出かけてみる。
ひとりだからこそ、自分の好きなように東京を楽しめる時間でもあります。
「ひとりでいる時間=寂しい時間」と決めつけず、「新しい生活を作っている途中」と考えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
新しい人とつながるきっかけを増やしてみる
東京での生活に少し慣れてきたら、人と出会うきっかけを少しずつ増やしてみるのもおすすめです。
職場や学校で少しだけ会話を増やしてみる
いきなり親しい友達を作ろうとする必要はありません。
「この近くでおすすめのお店ありますか?」
「休日って何してます?」
そんな何気ない会話から、思わぬ共通点が見つかることがあります。
趣味をきっかけに人とつながる
スポーツ、映画、音楽、ゲーム、カメラ、料理など、自分の興味があることを通じて人とつながる方法もあります。
共通の話題が最初からあるため、初対面でも会話しやすいのがメリットです。
いつもの行動範囲から少しだけ外へ出てみる
「会社と家を往復するだけ」という生活では、新しい人との接点はなかなか増えません。
休日に行ったことのない街へ出かけたり、イベントに参加したりするだけでも、生活に変化が生まれます。
重要なのは、大きく生活を変えることではありません。
昨日までの生活に、新しい行動をひとつだけ加えてみる。
それくらいから始めてみましょう。
友達だけでなく「恋人がいたら」と思うこともある
上京後の寂しさについて考えているうちに、「友達も欲しいけれど、本当は恋人がいたらいいな」と気づく人もいるでしょう。
休日に一緒に出かけたり、仕事が終わったあとに食事をしたり、東京で見つけたお気に入りのお店に一緒に行ったり。
そんな相手がいれば、東京での生活も今とは違って見えるかもしれません。
ただ、会社と自宅を往復する生活では、恋愛につながる出会いが自然に生まれるとは限りません。
そこで最近では、マッチングアプリなどを利用して、自分から出会いのきっかけを作る方法もあります。
もちろん、無理に恋人を作る必要はありません。
ただ、「誰かと出会いたい」と思っているのであれば、待っているだけではなく、自分に合った方法で人との接点を増やしてみるのもひとつの選択肢です。
「このままでいいのかな」と思ったときが、小さく動くタイミング
上京したばかりのころは、誰でも人間関係が少ないところからスタートします。
今、休日をひとりで過ごしているからといって、この先もずっと同じ生活が続くとは限りません。
大切なのは、寂しさを感じた自分を否定することではなく、「自分はもう少し人とのつながりが欲しいんだな」と気持ちに気づくことです。
友達を作ってもいい。趣味の仲間を探してもいい。恋人との出会いを探してみてもいい。
上京したということは、これまでの人間関係から離れたというだけではなく、これから新しい人間関係を作れる場所に来たということでもあります。
「上京してきたけど、このままでいいのかな?」
そう感じているなら、今日から何かひとつだけ、新しい行動を始めてみてはいかがでしょうか。
その小さな一歩から、東京での新しい日常が始まるかもしれません。
